インタビュー山下 公幸

事業企画本部付
ひびきウインドエナジー株式会社出向
2017年入社(中途採用)

Q1

仕事内容について

現在担当している業務内容を教えてください

2017年の入社以来、九電グループで初の洋上風力発電事業となる「北九州響灘洋上風力ウインドファーム」のプロジェクトに携わっています。現在は事業会社である「ひびきウインドエナジー」に出向し、風車建設マネージャーとして、必要となる手続きや海外の風車メーカーとの協議、日本の工事協力会社とのインターフェース調整などを行い、風車の据え付け工事を安全かつ計画どおりに実施できるよう取り組んでいます。また、海外から基地港湾に送られてきた風車部材の陸揚げ、保管や据付前の仮組み立て作業の管理も担当しています。

一日のスケジュールを教えてください

8:50に出社し、残業がない場合は17:30に退社します。午前中は主にチーム内の情報共有や課題解決に向けた相談、メールの確認など社内での作業を行い、午後はプロジェクトに携わる協力会社とのミーティングやその準備に充てることが多いです。

仕事のやりがいや達成感を感じるのはどんな時ですか?

「北九州響灘洋上ウインドファーム」は、2016年の港湾法改正に基づく第1号案件の公募案件で、完成時点では国内最大の洋上ウインドファームとなります。国内では誰も経験したことがない大型風車を設置する大規模かつチャレンジングなプロジェクトです。そのため、課題にぶつかることも多いですが、メンバーがこれまでの知見を活かし、知恵を出し合い、力を合わせ、常に全員が「One Team」となって解決しています。課題を解決できた時には、プロジェクトを前に進めることができた達成感と自分の成長を感じています。

仕事をするうえで大切にしていることは何ですか?

「ひびきウインドエナジー(株)」は、当社を含めたスポンサー5社で構成される特別目的会社(※)で、「北九州響灘洋上風力ウインドファーム」の建設、運用及び維持管理を行う会社です。ありたい姿である「地域と歩む洋上ウインドファーム」を目指して、職場では「One Team」で「良い作品をつくる」ことを共通の行動指針とし、企業風土の異なるメンバーが集まる多様性を活かして、それぞれの経験やノウハウ、強みを組み合わせながら全員で解決策を見出しています。私は風車建設マネージャーとしての役割を果たすべく、出向元が異なるメンバーの垣根を超え、皆でプロジェクト成功に導くことができるよう、主体的に周囲を巻き込むこと、そしてチャレンジすることを大切にしながら業務に取り組んでいます。
(※特別目的会社を構成する5社:電源開発株式会社、株式会社北拓、西部ガス株式会社、株式会社九電工、当社)

Q2

入社理由・会社の魅力

この会社を選んだ理由を教えてください

前職は風力発電のエンジニアとして働いていました。地元九州に風力発電を含めた再生可能エネルギーの主要5電源の開発・運営を一貫して手がけるエネルギー会社があると知り、自身の経験を活かしながらキャリアアップを図りたいと考え、この会社を選びました。

会社のどんなところに魅力を感じていますか?

それぞれのバックグラウンドが違っていても、「自然の力で輝くみらいへ」という企業理念のもと、想いをひとつとする熱心で頼りになるメンバーに囲まれていることです。特に現在は、「北九州響灘洋上風力ウインドファーム」のプロジェクトを成功させるという明確な目的があり、その目的に向かって「ひとり一人がQみらい」として常に当事者意識を持ち、コンソーシアムメンバーと共に一丸となって意見を出し合い、最適な解決策を見出しているのではないかと思います。

Q3

キャリア・成長について

入社後、どんな時に自分自身の成長を感じましたか?

大規模洋上風力プロジェクトには、海外企業を含む多くの協力会社が関わるため、プロジェクト管理が難しく、情報把握に苦労していました。ですから、日頃から綿密にコミュニケーションを重ね、協力会社との信頼関係を構築することを心掛けました。そうすることで、課題を先取りでき、率先して所内メンバーと共有・議論しスピーディに最適な解決策を導けた時には、自分の成長を感じましたね。

今後のキャリアプランや目標を教えてください

九電グループ初の洋上風力プロジェクト推進メンバーとして得た経験やノウハウという強みをもとに、風力発電業界全体の課題解決に貢献したいと考えています。地元の九州はもちろん国の再エネ主力電源化に尽力できるよう、今後も幅広い知見の収集や社内外の交流を図っていきたいです。

この会社で成長するために必要なことは何だと思いますか?

自らの固定観念や過去の成功体験だけに捉われず、自らを柔軟に都度“変革”させることですね。私たちを取り巻くエネルギー業界は大きく変化しています。当社の2050年ビジョンである「みらいを拓く、世界有数のグリーンエネルギー企業」を目指して成長していくためには、かのダーウィンが進化論で言っているとおり、“変化に適応する人財”が必要です。また、仕事の本質は“人”であり、コミュニケーションを密に図りながら相手を尊重することで、お互いの能力や強みを引き出せる関係性を築くことが大切だと考えています。

Q4

職場の雰囲気・文化

職場はどんな雰囲気ですか?

まさに「One Team」で、風通しのいい職場です。上司や同僚との関係性も良好で、臆することなく自分の意見を言える環境が整っています。建設工事が佳境を迎え大人数となりましたが、狭いながらも肩を寄せ合い、スピードとチャレンジを意識して、プロジェクトの完工のために、言いたいことを言い合える仲です。

会社の福利厚生や働きやすさについてどう感じていますか?

当社には、リフレッシュ休日やフレックス勤務などの魅力的な福利厚生制度が整っています。特にリフレッシュ休日は、毎年5日間の連休を取得することができ、仕事とプライベートの両立を図れるため、心身ともにリフレッシュでき、自分のモチベーションアップに繋がっています。

Q5

就活生へのメッセージ

どんな人がこの会社に向いていると思いますか?

再生可能エネルギーの主力電源化を通じた持続可能な社会・自然の力で輝く未来の実現に貢献することに、意欲を持って取り組める人が向いていると思います。

就活生に向けてアドバイスをお願いします。

将来の夢を軸にして就職活動をすると良いと思います。皆さん自身の夢を考えながら、多くの企業を見てみてください。

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