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取り組み事例

ベースロード電源開発への取り組み

 ベースロード電源とは、エネルギーセキュリティや地球温暖化対策面に優れ、昼夜問わず安定して電力を供給できる電源です。

山川バイナリー発電所

 当社は、九州電力株式会社が所有する地熱発電所の山川発電所(鹿児島県指宿市)構内において、2016年8月から建設を進めてまいりました「山川(やまがわ)バイナリー発電所」の営業運転を2018年2月に開始しました。

 本事業は、山川発電所で発電に利用できずに地下に戻す還元熱水※1の未利用エネルギーを、地熱バイナリー方式※2により有効活用し発電するものであり、九州電力が還元熱水(熱)を供給し当社が発電所を運営する、九電グループ一体での取組みです。

 これからも九州電力と当社は、国産エネルギーの有効活用、地球温暖化対策として優れた地熱発電の積極的な開発、導入を推進してまいります。


※1 還元熱水:地下深部から取り出した地熱資源(高温の蒸気・熱水)のうち、蒸気はタービンを回して発電に利用し、熱水は井戸を通じてまた地中へ戻します。この地中へ戻す熱水を還元熱水といいます。
※2 地熱バイナリー方式:地熱流体(蒸気・熱水)を熱源として水より沸点の低い媒体を加熱・蒸発させ、その媒体蒸気でタービンを回し発電する方式です。

山川バイナリー発電所の概要

所在地 鹿児島県指宿市山川小川2303番地
(九州電力㈱山川発電所構内)
発電所出力 4,990kW(発電端)
事業者 熱供給者:九州電力株式会社
発電事業者:九電みらいエナジー株式会社
発電方式 空冷式バイナリー発電方式(使用媒体:ペンタン)
工事開始時期 2016年8月2日
運転開始時期 2018年2月23日

山川バイナリー発電所の外観

山川バイナリー発電所の場所

山川バイナリー発電所系統フロー図

 バイナリー発電とは、加熱源(蒸気・熱水)により沸点の低い媒体を加熱・蒸発させて、その蒸気でタービンを回す方式です。

 「加熱源系統」と「媒体系統」の2つの熱サイクルを利用して発電することから『バイナリーサイクル発電』と呼ばれています。

 バイナリー発電では、低沸点媒体を利用することにより、媒体の加熱源に従来方式では利用できない低温の蒸気・熱水を利用することができます。

 山川バイナリー発電では、山川発電所が地下に還元する熱水を加熱源として利用します。

山川バイナリー発電所起工式風景

 2016年8月2日、山川バイナリー発電所起工式を執り行い、真夏の日差しが照りつけるなか、指宿市長はじめ約30名の方にご列席賜り、無事終えることができました。